シュフウグーの 主婦エッセイ

等身大の 心の旅 ~自己観察 家族観察 いのちの観察~

親愛なる臓器 ~別れと変化と学び~

 

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カラダのどの部分がほんのちょっと傷ついても欠けても 今まであった姿ではなくなった途端に生活のあらゆるリズムが乱れる

 

それを立て直そうと前を向いて歩き始めると 今までとは違った生活がプラスアルファでついてくるから この頃は得をしたような気持ちにさえなる

 

「リズムが乱れる」を「変化する」と考えることができるようになる

 

便利に慣れすぎていたことに気付かせてくれる これまでと違う新しいカラダ

道具がとても有り難いことにも気付かせてくれる 愛おしく不自由なカラダ

 

頸椎損傷に関して言えば今はハサミがその代表格で はじめはそれを使うことすら難しかったのがすっかり無くてはならないほどだ

 

故障したスポーツ選手が自分と闘って復帰するシーンを見かけるとき これまでとは明らかに違う感動が押し寄せる

「へーそうなんだ…」から

「うわぁーすごいなぁ…」ぐらい違う

 

自分の経験値範囲内での想像と偏見の交差のような都合の良い感情だが そんな世間の意見など関係なく 変わることに強く立ち向かう選手の姿に学ぶものは多い

 

5年前の「両卵巣卵管全摘出手術」の際に婦人科のドクター(今もかかりつけ担当医)から言われた言葉が忘れられない

「子宮も場合によっては取るんだけどね おなか開いてみたらあんまりにも綺麗だったからそのまま残したよ カラダで要らない臓器なんてひとつも無いからね」

と…

逆に残したことによって抱えるリスクもあるので どちらを選択するかはとても悩ましいところなのだとか…

当時は40代の半ばに差し掛かるかどうかぐらいの年齢で 一般的に更年期と言われる年齢の人達が抱えるその症状がたちまち明日から襲ってくるわけだから「通常の」更年期に達するまでの約10年は 投薬やシールで月経を起こさせたりホルモンバランスを調整したりそれぞれタイミングもスパンも違うから最初はそっちの管理が忙しかった

 

診察後の会計で処方箋をもらって薬局で薬を受け取る時は スーパーで買い物したのかと言うほど袋にずしりと重みがあった

頭痛やイライラ落ち込み吐き気…と挙げていると記事がそれだけで埋まるほど様々な症状と闘うことになるのは術前のドクター説明でしっかりと聴いていたことだが 予定通り?の症状にその都度漢方薬も処方される

「効くからね~」

と 東洋医学の良さもアピールする西洋医学のドクターと膝を付き合わせ ハイブリッドな時代だと笑いながら聴いていた

 

卵巣嚢腫と銘打たれ?それまでエコーで見て想像していたのとは違うエイリアンのように複雑な姿で取り出されたトレイ上の卵巣を 麻酔から覚め朦朧とした手術台で見せてもらった時は「お疲れ様ランちゃん…」と人生で一度きりの対面に言葉がよぎった

 

5年経過する間にも ある日突然気付く「男性化」(正しい表現では無い)に何度ショックを受けてきたか分からない

その都度 術前のドクターからの「本当に良いんだね?」の再三の確認に首を縦に振ったのは私だ

あの時間を頭で再現し「私が決断したこと」とショックを飲み込む

 

「太陽のような笑顔」とか「ハイジのようだ」などと言われていた無邪気な少女が40数年経つと感情の起伏の激しいおばちゃんに様変わりしてるのだから まったく私の人生というやつは「変化の仕方」の道を少々逸れたらしい

 

苦悩は他人に意外と見えないものらしく 先日のステージに立つ私の姿に翌日メッセージを送信してきたのはかつてのダイバー仲間の女性だった

その人は以前の記事でも書いた町内のお寺のご住職の奥様だが 私よりも一回り以上離れているのに肩の力を抜いて話せる元小学校教師で

「昨日はお疲れ様でした 久々にお見かけしたステージ上の姿がキラキラしていて とても羨ましかったです 演奏もですが とても楽しませていただきました」

と…

羨ましかったという気持ちもどうなのだろうと思ったが その気持ちを押しのけるほど

「キラキラはしていないぞ」と独り言を言ったほどだ

意外に私はポーカーフェイスなのか…いや…まさかの双極性なんやらでは…とどうでも良い感情もついでに抱く

 

人生80年とか100年などと言われているが それぞれの人に自分があり日々変化と向き合っている

他の人と会いたくなくて一人でこもっている人だって 時間は経過しているわけだからやはり変化はしているわけだ 向き合っていてもいなくても必ず変わり続けるのだ

 

この記事でも例外なく登場させる兄の言葉だが…

「ステップアップする気があるなら 変化を恐れてはダメだ」

「変化を楽しめ」

バイタリティー溢れる「正情緒」の言葉が心のヘドロを洗い流す

 

 

今 変化を楽しめているか

融通のきかない私のカラダを

自分を愛おしいと思えているか

 

できていたのにと悔やむのではない

このやり方があると見つけてくるのだ

 

今の姿が私なのだ

 

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不意にカツを入れたくなります。

今回はそんな記事でございました。

 

お読みいただきありがとうございます。

 

shuhuugoo

 

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