シュフウグーの 主婦エッセイ

等身大の 心の旅 ~自己観察 家族観察 いのちの観察~

息子よ進め 母のエールだ!

 

 

息子が仕事を頑張っている

素直に嬉しい

 

幼い頃は無邪気に公園で遊ぶタイプの子どもではなく 私の後ろに隠れて握った手を一時たりとも離さないシャイを丸めて固めたような男の子だった

デパートやお祭りの迷子のお知らせアナウンスなど無縁だった

幼稚園の参観日では 恥ずかしさあまり部屋から突然裸足で園庭に飛び出していたほどだ

発する声も低くて小さくモゴモゴで 彼の言葉が一発で聞き取れるのは母である私ぐらいだった

何においても新しい事への移行が苦手で 季節の変わり目の衣替えは制服の替え時を周りと馴染むよう本人なりに神経をつかっていたと見える

田舎ならではの一町一校型で保育園から小学校へ小学校から中学校へ上がるときはほぼ全員減ることも増えることも他校から混ざることもなく長年をともに過ごしたのだ

高校を受験して通学し始めてからが大変だった

初日から お弁当をほぼ残して帰ってきた 戻ってきたお弁当箱が重いとこんな気持ちになるのかと一旦思い息子の醸す空気をそれとなく様子見していた

知らない人がたくさんいて誰とどう関わって良いか分からず 地元の高校だから半数ぐらいは知っている同級生だが それぞれが新しい友達と溶け込んでゆき 知らず知らずのうちに身体が硬直し空腹であるはずの昼時も感覚が無く お弁当の蓋を開けるも食べ物が喉を通らず 一口押し込んでみるもののやはりそのまま蓋を閉めてしまうという日が2週間ほど続いたのだ

これまでお弁当の中身は一粒たりとも残して帰ってきたことがなかったため これは相当だ 何か起こっているのかと学校に問い合わせるも目立った様子は無し

担任の先生も例えばいじめを受けていたり変わった様子がないか意識して見ておきますと言ってくださり夕方にも一日の様子をご連絡くださったこともあった

一昔前なら 過保護過干渉の極みだと浴びているところだがこのご時世 何があるか分からず ある朝息子は普通通り家を出て学校とは逆方向の私の実家へ向かったのだ

初の無断欠席はその日の夕方学校からの連絡で知った

「今日は来られませんでしたけど 体調が悪かったのですか」

いつもの時間に自宅へ戻り2階へ上がったので 表情を確認したいなと思っていたところだった

「え!今日いつも通り出ましたけど行っていませんでしたか?」

といったん電話をおき本人に聞くと正直に行き先を答えてくれた 学校がしんどいとも

折り返し学校に事情連絡をし 翌日改めて担任の先生に時間を作っていただき学校へ向かう 私たちの学生時代では考えられない光景が自らの身をとおして目の前にあるのだ

30分ほど話をしただろうか それとなく今後も様子を見ていきますからとの先生の言葉に 最近は高校の先生も大変だと我が子の事なのに教師陣事情まで察してしまう余計な感情もあった

 

数日経ったある朝 息子が学校に行きたくないと伏せていたのだが それまでに学校から何も変わったことはなくむしろ新しい友達とニコニコ楽しそうに過ごしているとのことを聞いていたので これは私にもある気の遣いすぎの神経疲れだと思い 一旦は行っておいで 無理ならすぐに帰ってきて良いからと逃げ道をひとつ作ってやり送り出した

自分の時代の小学生ぐらいの感覚に向き合う視線の位置を下げてやらないと対話にならないなと意識しつつ 一方では繊細な心のまま社会に出すと本人が辛い思いをするだけだと心を鬼にし半分強引に見送ったのだが その一方の心が思いつかなかったら恐らく学校を休ませていただろう

もちろんしばらくは もし何かあったら誰に何を言われようがすぐに駆けつけられるよう心の準備はしていた

その日を境にお弁当が日に日に軽くなって帰って来始めた

日を追うごとに本人も通常の楽な表情を見せるようになり 友達も4人5人と家に呼ぶようになった

過保護過干渉を笑われようが揶揄されようが育てるのは親なのだ かかってこいってなもんだ

思い起こせば 超薄々ガラスの心男子だったのに高校を卒業してからは色気も出はじめ体型がスレンダーになると今までのは何だったのぐらい ちょっと間違えればモデルかホストにスカウトされそうに周りの女子から注目されていた こいつめ…

 

いくつか恋をし傷つき新たな出逢いに花咲かせ そのうちコミュニケーションというものがわかってきはじめたのだろう 彼女たちや友のお陰は大きい

今は仕事に神経を注いでいる

本来なら 工場の中で社会の大体を過ごすはずだったかも知れないのだが あることがきっかけで今は事務部門で新しい仕事を覚え 今日から出勤は30分早くなったもののステップアップして更に次の仕事をさせてもらうことになったと 勢いのある心内を声の端々に見せていた

畑違いの仕事で大変だろうに 昨夜帰ってきてからの第一声が

「かあさん 明日から30分早く出る!お弁当もよろしくね」

だった

親戚や義父義母まで 全部言えば夫にまで心が弱い 育て方が云々と言われたが

私は全く動じなかった 自らも存分に孤独を味わいそれでも今は大勢の前で伝える仕事をしているではないか どこがどう「ダメ」なのか教えて欲しい その言葉の根拠は何

育て方の模範でもあるのなら ぜひご教授いただきたいと面と向かって言える

育て方に模範など無い そう思う

敢えて言葉にするならば 本人と目線の高さをそろえて向き合うことだと

バックに違う角度の私を備えながら だ

 

息子よ 間違っていない

たくましく進め

 

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また今回も 力が入ってしまいました。

文脈が飛び散っているかも知れません。

ご了承ください。

 

お読みいただきありがとうございます。

 

shuhuugoo

 

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